思い出のEverquest Raid Movie(その4)
何気に忙しい日々が続き、Blog書くのも億劫な今日この頃。
でもかじりつきつつ何とか書く!
EverQuest PoAir Raid
動画
(この動画のLink)EverQuest PoAir Raid‐ニコニコ動画(SP1)
Plane of Air〜虹の門への道
難易度はFireの次に簡単とも言われているPlane of Air(以下Air)ではあるが、Lv65 capでElemental Armor*1のような装備が揃わず、かつ戦術も確立されていないと*2壊滅しまくりの苦難の連続になる。
Estrella単独の頃はそのパターンであった。
それでも何とか少しずつ装備を揃えて徐々に強くはなっていったが。
ただある程度慣れて、要所攻略のノウハウと装備が伴うようになるとAirはかなり楽なZoneになる。
合同で初めて来たはずのAlgolがすんなりAirの各所を突破できたのはそんな事情もあった。*3
Airは空中に浮かぶ島とそれをつなぐ通路が特徴のZoneで、4箇所にAvatarのいる宮殿状のエリアがありそれらを攻略して鍵を得て、そして虹の門を越えると主Xegonyのいる島へたどり着ける。
モンスター(Mob)は翼を持つか浮遊能力のある種類がほとんどだ。
ほとんどのMobは慣れればそう難しいものではない。ただ、数が多く道も長いので通り抜けるのに時間がかかるのが難ではある。
虹の門をくぐるまでにてこずる事が多く、一番の強敵は数秒麻痺する特殊能力のあるクモである。
麻痺系の特殊能力を使うクモは結構強敵が多いが、おそらく今までの中では最強クラスだろう。*4
WARが麻痺するとそれをカバーしてヒールしたCLRに跳ねて、しかもWARは麻痺で動けずCLRも同じく動けずでまずCLRが軒並み倒され、結果グループごと壊滅してしまう「ヒーラー崩れ」を起こしやすい嫌なMobであった。*5
巨大クモや他のRaidMobを倒して、ようやくXegonyのいる島へとたどり着ける。
一旦島へ上陸してしまえば、Logout・Buff可能なそこそこ広い安全地帯があり、そこを拠点としてXegonyを攻略できる。
ちなみに、この島はSC(Summon Corpse)が使えるため、MainまたはAltのNECとCLRをLogoutで埋める事が必須とされていた。*6
Xegonyという関門
風の女王XegonyはHPが多く、一旦Raidが始まると小一時間くらいMTに張り付くCLRはCCH*7を続けなくてはならない。傍から見ると結構マゾく見える。*8
ボスのXegonyはArea Effect(AE)他特殊能力があるとはいえ、威力は脅威となるほどではない。
単体ならば余裕で倒せるのだが、単純には倒せしないようちゃんと仕掛けがある。
それは配下の護衛部隊だ。確か10Wave前後だったか。
Xegonyが一定量削られると1WaveがActiveになって襲い掛かる。
それを他遊撃部隊が迎撃して殲滅。そしてまたXegonyを削り次のWaveがActive。その繰り返し。
装備が非常に良く、攻撃・防衛力の高いRaid部隊なら一気に削って数Waveを全部Activeにして、それを一部でKiteしながら残り部隊でそのまま全力でXegonyを倒すほうが早いのだが、これはさすがにリスクが高く、弱い部隊で真似することは非常に難しい。
正攻法で倒すとすれば、XegonyはRaid集団の安定性を試す試金石となる。
だいたい、Froは単体なので結構余裕なのだが、XegonyはRaid全体の総合力も問われるので個々に十全に装備を行き渡らせないと勝つのが大変だったのだ。
だが、その後に控えるWaterやEarthと比べればまだ楽なほうなので、ここはきちんと安定して勝たねばならない。
しかし、一時間近くも延々とCCHを続けるCLR部隊はつくづくお疲れ様と思う。
遊撃部隊のほうは対処しなければならないとはいえ、動き回って戦闘するし結構楽しいのだ。
そういや、自分が全然映っていない!(笑)
これだけ延々と書いている割に、全然出てこない話題がある。
それは書いている当人(Soryu)はどこにいる?という話。*9
ここまでのMovieの中で出てきた場面は・・・たぶん10秒以下、しかもKill後とか他の人たちが一杯集まったシーンの中にいる事が多くまるで目立たない(笑)
ちなみに、記憶違いが無ければMovieに映っているRaidにはほぼ出ている。
全て一人称視点(FPS)でのFraps録画なので、TPSに切り替えなければ撮っている本人は映らない。
だいたい、壁役になるWARはほとんど映っているはず。あとPullerも。
MTやPullerはRaidの華だ。一方Healer・Casterはどちらかというと裏方だ。
MovieはHealerかCaster視点だが、自分はたいがい最後尾でNuke撃ちをやっている事がほとんどだった。
EQのRaid戦は最初のBuffを除けば、基本的には位置取りとHate管理が主要素といっていい。
位置取りとしては、HealerやCasterといった「呪文使い」は全てターゲットのMobからは離れたほうが良い。
特にNukerと呼ばれるWIZは射程ギリギリでManaを使いまくってMobのHPを削り、かつ適切なHate管理で決してMobにこちらへ振り向かせず、壁約となるWARに張り付かせたままにすることが基本のスタイルになる。
この辺は慣れにもよるが、自分のギルドメンバーが多い場合はこのHateの読みの精度が高く、終始離れたままDDを撃ちまくっても、まずこちらに向かないでManaを使いきれる自信があった。
もしこちらに向くと、距離の分だけ跳ねるMobの移動距離が伸びることになり、それだけ体勢を立て直すのに時間がかかる危険性もあったが*10
Hateギリギリの戦いになると近づいて撃つ傾向がある。
秒殺を目指す場合はあえて前に出て秒殺覚悟で特攻DDを撃つ方法もないわけではない。
だが、この辺のRaidはそんな危険を冒す以前にきちんとしたWAR-CLR付近でのHate管理と安定性のある攻略が求められたこともあり、結果として安全性を優先したためこのテの前に出る必要性がほとんど無かった。
この辺の評価はなんともいえないが、きちんと勝つためには、裏方に徹し目立たずも確実にDDを打ち続ける必要もあったのだ。
参考Link
Zone名
- Eryslai, the Kingdom of Wind (Plane of Air)
出演Mob
*1:PoP Tier4のNamedが落とす各クラス主力装備Item。装備の中核を成す事もあって、コアアーマーとも呼ばれた。
*2:もっとも、PoFで装備をある程度を揃えておかないとTier4他Zoneの攻略は結構厳しいという話もあった。
*4:PoPまでの話、その後の拡張でどうなったかはわからないので一応。
*5:その頃は雑魚クモがCon 黄くらいだったか。はがしにくいのも憎たらしさに拍車がかかった!
*6:Call of Heroはどうだったかな・・・。当時の状況としては、Zone in から普通にXegonyにたどり着くのは単独ででは不可能で、また突破できても時間がかかるため、後続部隊の合流は多少トリッキーな方法に頼らざるを得なかった。
*7:Chain Complete Healing。CLR数人がMacroを使いタイミングをずらしてCHをかけ続ける。EQのRaidでは必須の技術で事前の打ち合わせとMacroの設定と予行演習が不可欠であった。
*8:Raidのチャージが始まる前には必ずトイレタイプを設定する必要があった。噂に聞けばどこかのギルドではRaidが始まると終わるまでの数時間AFK禁止という恐ろしいルールを設定したところもあったとか。簡易便所を準備しろとでも!?
*9:紺系ローブ(Ssra のEmpe Robe)のErudite Wizがそれだが、ほんのちょいしか出ていない。
*10:もっとも大半はHateが自分に移った時点でSummon→殴りで脆いCasterは瞬殺が基本だったが。